楽しいだけではなく

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「顔たち、ところどころ」というタイトル。
「パリところどころ」を連想する。
この映画も大好き。

さて、JRの車は後ろが大きなカメラ。
中は写真スタジオになっていて、その場ですぐに大きなサイズにプリントされ出てくる。
このシステム、よく考えたよなー。最高。

ヴァルダとJR、あちこちで人々に出会いながら、楽しい旅を続けていたが、思いがけないラストが。
ゴダール(ヴァルダとは古くからの友人)と会う約束をして、家に行くのだが。

人生は、楽しいことばかりじゃない。
苦さや寂しさもあるんだよね。
でも、それさえも優しい余韻を持って描くのである。

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顔たち、ところどころ

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ドキュメンタリーが好き。
ロードムービーが好き。
写真が好き。
そんな好きを全部叶えてくれたのが、これ又大好きなアニエス.ヴァルダ。

彼女と共同監督を行なったのは、JRというフランス人アーティスト。
彼は行く先々で人々の大きなポートレートを貼り出す参加型アートプロジェクトで知られる。
ヴァルダ87歳、JR33歳。(54歳差の旅!)

映画の間中、ワクワクして幸せで。
もっともっと見ていたい。

ノルマンディ。
観光地で知られた場所だが、彼らが被写体に選ぶのは湾岸労働者の妻達。
ここでは、コンテナを積み上げて、巨大な写真を貼り付けた。

又、建設途中で計画が頓挫した村の廃墟でパーティを開き、人々の顔を貼り付けた。
(廃墟に!)

イル.ド.フランスでは、800ヘクタールを一人で耕す農夫。
オー.ド.フランスの炭鉱住宅に貼られた壁の前に立つ元炭鉱作業員。

その他、プロヴァンス、コートダジュールの村の郵便配達員。
アルプ.ド.オート.プロヴァンスの薬品製造工場。

フランスパンをかじる労働者達の大きな顔が壁にズラリ。
嬉々として集合写真に参加し、これは俺、私と興奮気味に話す生き生きとした姿。

ここには、観光地の美しくきらびやかなフランスではなく、町や村で精一杯日々を送る一般人のフランスがある。
ヴァルダらしいなーと、感慨を持って映画館を後にした。

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ドレス .アフター .ドレス

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「ドレス . アフター . ドレスークローゼットから始まる冒険」を読んだ。

著者の中村和枝さんは大学で教えながら、小説、詩、批評、翻訳など幅広い分野で活躍されている。
この方を存じ上げていなかったが、衣服をテーマとしている事で興味を持った。

面白くて共感できるところが満載で、嬉しくなってしまった。
まず、文体。
「ジャンルの横断をあまり気にしないで、できればへへっと笑いながら読んでいたたければ、と願い、やわらかめの日本語をこころがけた。」

ご本人が書かれている通り、語り口は優しく柔らかい。
しかし、話題は縦横無尽に飛び回り、アバンギャルドで深い。

主流、強者ではなく、端っこ、少数派、声の聞こえにくい人々の側から見ると、物事はじつにカラフルで驚嘆するというスタンスは、揺るぎない。

タイトルのドレス.アフター.ドレスは、もとは筆者の「反省ノート」の表題だった。
中身は、最新の獲物ーどこで買った品物か、絵と共に値段も。
反省。度重なる反省。
高級ブランドは無関係にもかかわらず、やっぱりアホやと定期的に反省するに足る程度、洋服を買ってきたという。

あー、わかるなー!

おしゃれが罪悪であるような研究者の家で、なんだかわからない不愉快なストレスだらけの日常。
その割合のかなりの割合は着るものだったと振りかえられている。
オーストラリアに留学したのも、そんな日常からの脱出だったらしい。

自由におしゃれを楽しむことと、多様な価値観がオーストラリアでの生活で身についたのだと思う。

エストニアで出会った、とてつもないおかしなジュエリー。
消費大国で流通しているファッションとは厳然と袂を分かつ。
なんだか爽快、見てみたい。

また、文学の中の衣服を読み解くくだりも、考えさせられる。
この人の仕事に、注目していきたい。

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秋の味

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9月に入って、心なしか風が秋を運んできてくれるよう。
この夏は鱧を堪能した。

お馴染みのお店のご主人、「今年の鱧は、とてもいいんですよ」
「はい、ほんとうに」
9月になっても、まだまだ鱧は美味しいのである。
ぽってりと身が厚く、柔らかくて口の中でとけていく。

付き出しは、松茸と水菜の煮浸し。
そして、グジで巻いた松茸に
ウニ豆腐を添えて。
初物、初物。

大好物のグジの皮の唐揚げ。
ドジョウの柳川。
淡路のいい鯖が入ったのでと、出されたシメサバ。
最後に、ささっと作ってもらった鯖寿司。

あー、秋の味!

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生そば常盤

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BSで「百年食堂」というのをやっていた。
その京都編で放映されたのが、「篠田屋」であった。

そして、もう一軒が寺町三条の「常盤」
後日、近くに用があったので、相棒とお昼に寄った。
こちらは、明治11年創業という。
その頃の京都の寺町って、いったいどんな様子だったんだろう。

メニューの多さに目移りしてしまう。
エビカツ定食と、焼きそば定食を。
何もかもが懐かしさに満ちている。

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皿盛

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お墓参りの後、三条京阪の篠田屋へ行く。
開店5分前、もう並んでいる。
4組程だから、入れるな。
やはり、メディアの力だろうか?
こんな光景は、以前なら想像できない。

名物の皿盛と中華そばを二人で。
こんな中華そばが食べたかった、懐かしい味。
そして、皿盛。
カツとごはんにかかっているのは、カレー出汁あんかけ。
カレーうどんのごはんバージョン?

これ、くせになる!

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ズイキあんかけ

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四条に出てきたので、早いめにお昼。
四条麸屋町上ルの「権太呂」

ズイキあんかけ蕎麦は、8月限定。
ズイキの食感とあんかけのマッチングがたまらなく美味しい。
「暑い所をお越しいただいて、ありがとうございます」
と、サービスで抹茶わらび餅を頂いた。

こちらは観光客に人気で、お昼時は並んでいることも。

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並河靖之七宝記念館

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7月の始め、横山大観展を見に行った折、「並河靖之七宝記念館」が開いていた。
こちらは、夏季、冬季に長期休館があり、この辺を訪れると決まって閉まっていたのだ。
これは、チャンス。

元は青蓮院宮の近侍であった並河は、明治6年頃から七宝業を始めた。
3度のパリ万博への出品や、数々の受賞を誇り、その地位を不動のものとした。

記念館は並河の旧邸、仕事場で、建造物、庭園共に文化財である。
庭園は、七代目小川治兵衞の作庭。
なんと、琵琶湖疎水の水を池に引いた民家は、初めての例なのだそうだ。

さて、並河の七宝は、最高峰の技巧(超絶!)で、驚いた。
よくある七宝と、グレードがまったく違う。
それに、この方、写真で見る限りとてもハンサム。

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夏のお菓子

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夏のお菓子、色々。

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すぐれもん

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浅草の「舟和」は、芋ようかんで知られる老舗。
(すぐれもん)という、可愛らしいお菓子。
こんなのも作ってるんですね。

レモン果汁と果肉入りの餡が爽やか。
何より、このルックス!

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