古代ギリシャ
「天のや」の玉子サンド
苺(みつのか)を見に行った大丸で、「天のや」の玉子サンドも出店していた。
麻布十番にある甘味処。
テイクアウトの予約は、すぐ一杯になるとか。
辛子マヨネーズとだし巻き玉子のマッチングが絶妙。
2017年3月20日月曜日 | chako |
みつのか
友人の知り合いの苺農園さんが京都で初出店するので、是非と。
福岡県産「みつのか」
10数年の成果で産み出されたオリジナルブランドで「ななつ星」にも採用されているとのこと。
なんて美しく上品な味!
優しい食感は、桃のよう。
一粒が手のひら大のものは売り切れていて、ちょっと残念。
2017年3月20日月曜日 | chako |
自由軒
難波に出てきた。
船場ビルの外観は現代風になったが、内部はそのまま昭和そのもの。
飲食店、喫茶店など、ザ、大阪。
「自由軒」を発見。
(名物カレー)は、カレーとご飯を最初から混ぜ込み、生卵をのせたもの。
こちらは、大阪で初めての西洋料理店として、明治43年に創業した。
大戦で消失したが、再建。
織田作之助が通いつめたことで知られる。
ぐるっと囲む大きな木製のカウンターが目立つ。
いいですねー。
2017年3月16日木曜日 | chako |
ザ、イーグル
京都駅に出てきたので、久々に「アニーホール」に寄った。
何を頂こうか。
以前、ここで飲んだアラン。
その最終版(ザ、イーグル)というのがあった。
うーん、いい香り。美味しい。
煩雑な事項に心を落ち着かせねばならない時、珈琲ではだめなのだ。
私事を人にグチグチ言うのは、ポリシーに反する。
さっ!気持ちを切り替えて、前に進むのみ。
2017年2月28日火曜日 | chako |
韋駄天夫人
白州正子の「ほんもの」を読んだ。
彼女と縁のあった人々とのエピソードを書いている。
いつもながら、豪快で爽快。
韋駄天夫人と命名したのは、青山二郎だという。
青山氏は、装丁、美術評論家。
この人みたいな人を、高等遊民というのだろう。
骨董に造詣が深く、白州氏の美意識に与えた影響は大きい。
韋駄天とは、風の如くに疾走するインドの神様。
お釈迦様の骨が外道に盗まれたとき、世界の果てまで追っかけて奪い返したという。
一口で言えば、足が速いこと。
無秩序、無鉄砲、無制限、疾風のごとく。
見たいもの、欲しいものの為ならどこまでも。
名だたる猛者達との日々、そこまで書いていいの?と思う、率直さ。
ひとつひとつのエピソードは、ただ面白おかしいのではない。
美を追い求めずにはおれない人々の哀しみ。
世間の価値観に惑わされず、核心をついているから(ほんもの)が見える。
2017年2月25日土曜日 | chako |
私を見てー。
わが家の猫のニケ。
新聞や映像を真剣に見ていると、邪魔しに。
私を見てー。
2017年2月13日月曜日 | chako |
様子のよさが身上
沢村貞子の「私の浅草」
1908年、浅草生まれの筆者は、名脇役として知られた方だが、エッセイストでもあった。
以前「わたしの献立日記」を読んだが、この人の背景を知ることはなかった。
明治から大正、昭和の浅草の暮らしが描かれたこの本に、引き込まれた。
「べらぼうめ、そんなうすみっともないことが出来るかってんだ」が口癖のお父上。
色男の役者ゆえに、浮気でわがまま放題。
江戸っ子らしくサッパリしていて、どこか愛敬があって憎めなかったという。
今はない浅草の芝居小屋「宮戸座」
老いも若きも、純粋に芝居を楽しむ人々の様子が生き生きと立ちのぼる。
なかでも、「浅草娘」の章にスカッとする思い。
外で男達にからかわれー。
そのときー私は顔をまっすぐあげて、ツカツカと男たちの前へすすんだ。
笑い声が、ハタと止まった。いきなり目の前に立ちふさがった小娘を見上げて、みんなポカンとしていた。
「いいかげんにおし。ここは天下の往来なのよ、娘がとおって何がわるいの。桜の花見て隅田川みて、何がおかしいのよ。誰を待っていようと大きなお世話よ、放っといとくれ。おべんとう食べるなら黙っておたべ。行儀の悪い。女の子からかって、おかずのたしにしようなんて、ケチな料見おこすもんじゃないわ」
私はただ夢中だった。しゃべりながら、腹立たしさにひざがふるえた。
17才の出来事。
やっぱり私は、単純で一本木な「浅草の娘」なんだという。
ほれぼれするような啖呵。
あー、気持ちいい。
2017年2月 2日木曜日 | chako |