ヘルシンキは、乗り継ぎで立ち寄っただけであるが、フィンランドという国の一端を垣間見ることができた。
まず、空港のショップがオーガニック、エコロジーな物を打ち出していること。
以前、東京で買ったフィンランドの木の実などのスーパーフード。
やはり、あった!
そして、ムーミングッズがいっぱい。
ヘルシンキは、乗り継ぎで立ち寄っただけであるが、フィンランドという国の一端を垣間見ることができた。
まず、空港のショップがオーガニック、エコロジーな物を打ち出していること。
以前、東京で買ったフィンランドの木の実などのスーパーフード。
やはり、あった!
そして、ムーミングッズがいっぱい。
先日、友人が護王神社へ行きたいと言うので付き合った。
足腰の御守護で知られている神社なので、その御利益にあずかりたいとのこと。
今回じっくりと見ると、こんなに見応えがあったとは。
新旧交えた猪があちこちにあり、面白い!
ちょうど来年の絵馬を掛けていたところであった。
もう、そんな時期!
お昼は日本酒とあつもりそば。
その後、室町通を北へと歩き、富岡鉄斎の旧居を通り「本田味噌」を覗く。味噌ダノワーズをお土産に。
続いて、「とらや」で一休み。
季節の和菓子、亥の子餅と小豆茶。
丸太町界隈だけで、こんなに楽しめるなんてと友人。
「京都人を知り合いに持つと、ディープな京都が味わえるわね」
先週、上七軒で用があったので、平野神社に寄った。
台風21号で、文化財の拝殿が倒壊、桜なども倒れたとのニュースが気になっていたのだ。
行くと、なぎ倒された 木々があちこちに見え、拝殿は見るも無残な状態にあった。
神社入口には、広く寄付を呼びかけるパネルが設置してある。
そんな中、十月桜が咲いていた。
少しではあるが、ふぅーっと息をつく。
昨日、四条の権太呂でお昼にした。
二階へどうぞと通され、へぇー、こんな部屋があるんだ。
一階しか知らなかったので。
二階は掘りごたつの部屋とこのテーブル席。
三、四階は宴会場で、茶室もあるとのこと。
さて、この季節ならではのメニュー、鴨なんばそば。
鴨なんば御膳はいかがですかと言われたが、それより冷酒。
(真澄)であった。
こちらの鴨、とろりとした衣を纏い(片くり粉?)、それがとても美味しい。
鴨をただ入れてあるものが多いが、このやり方、参考にしたい。
昨日は、中秋の名月。
先日、季節の和菓子を見つけた。
塩芳軒の(古都の名月)
5✖️3センチの小さな箱に、月見だんごを模した和三盆のお干菓子が入っている。
箱のふたをひっくり返してお菓子を乗せれば、ミニチュアのお供え!
優しい和三盆のお味が上品。
「顔たち、ところどころ」というタイトル。
「パリところどころ」を連想する。
この映画も大好き。
さて、JRの車は後ろが大きなカメラ。
中は写真スタジオになっていて、その場ですぐに大きなサイズにプリントされ出てくる。
このシステム、よく考えたよなー。最高。
ヴァルダとJR、あちこちで人々に出会いながら、楽しい旅を続けていたが、思いがけないラストが。
ゴダール(ヴァルダとは古くからの友人)と会う約束をして、家に行くのだが。
人生は、楽しいことばかりじゃない。
苦さや寂しさもあるんだよね。
でも、それさえも優しい余韻を持って描くのである。
ドキュメンタリーが好き。
ロードムービーが好き。
写真が好き。
そんな好きを全部叶えてくれたのが、これ又大好きなアニエス.ヴァルダ。
彼女と共同監督を行なったのは、JRというフランス人アーティスト。
彼は行く先々で人々の大きなポートレートを貼り出す参加型アートプロジェクトで知られる。
ヴァルダ87歳、JR33歳。(54歳差の旅!)
映画の間中、ワクワクして幸せで。
もっともっと見ていたい。
ノルマンディ。
観光地で知られた場所だが、彼らが被写体に選ぶのは湾岸労働者の妻達。
ここでは、コンテナを積み上げて、巨大な写真を貼り付けた。
又、建設途中で計画が頓挫した村の廃墟でパーティを開き、人々の顔を貼り付けた。
(廃墟に!)
イル.ド.フランスでは、800ヘクタールを一人で耕す農夫。
オー.ド.フランスの炭鉱住宅に貼られた壁の前に立つ元炭鉱作業員。
その他、プロヴァンス、コートダジュールの村の郵便配達員。
アルプ.ド.オート.プロヴァンスの薬品製造工場。
フランスパンをかじる労働者達の大きな顔が壁にズラリ。
嬉々として集合写真に参加し、これは俺、私と興奮気味に話す生き生きとした姿。
ここには、観光地の美しくきらびやかなフランスではなく、町や村で精一杯日々を送る一般人のフランスがある。
ヴァルダらしいなーと、感慨を持って映画館を後にした。
「ドレス . アフター . ドレスークローゼットから始まる冒険」を読んだ。
著者の中村和枝さんは大学で教えながら、小説、詩、批評、翻訳など幅広い分野で活躍されている。
この方を存じ上げていなかったが、衣服をテーマとしている事で興味を持った。
面白くて共感できるところが満載で、嬉しくなってしまった。
まず、文体。
「ジャンルの横断をあまり気にしないで、できればへへっと笑いながら読んでいたたければ、と願い、やわらかめの日本語をこころがけた。」
ご本人が書かれている通り、語り口は優しく柔らかい。
しかし、話題は縦横無尽に飛び回り、アバンギャルドで深い。
主流、強者ではなく、端っこ、少数派、声の聞こえにくい人々の側から見ると、物事はじつにカラフルで驚嘆するというスタンスは、揺るぎない。
タイトルのドレス.アフター.ドレスは、もとは筆者の「反省ノート」の表題だった。
中身は、最新の獲物ーどこで買った品物か、絵と共に値段も。
反省。度重なる反省。
高級ブランドは無関係にもかかわらず、やっぱりアホやと定期的に反省するに足る程度、洋服を買ってきたという。
あー、わかるなー!
おしゃれが罪悪であるような研究者の家で、なんだかわからない不愉快なストレスだらけの日常。
その割合のかなりの割合は着るものだったと振りかえられている。
オーストラリアに留学したのも、そんな日常からの脱出だったらしい。
自由におしゃれを楽しむことと、多様な価値観がオーストラリアでの生活で身についたのだと思う。
エストニアで出会った、とてつもないおかしなジュエリー。
消費大国で流通しているファッションとは厳然と袂を分かつ。
なんだか爽快、見てみたい。
また、文学の中の衣服を読み解くくだりも、考えさせられる。
この人の仕事に、注目していきたい。