京都国際写真祭。
この日は、伊勢丹のアニエス・ベーでの展示を見る。
作品をプリントしたウェアやポストカード、写真集なども販売。
嶹䑓ギャラリーの前を通ったら.見慣れた赤いノボリが。
そうか、始まったんだな。
「京都国際写真祭」
例年、4月から5月に行われるが、延期となっていた。
早速、ギャラリーの中へ。
この写真祭は、京都のあちこちの場所で、様々なアプローチで写真に挑む作品が並ぶ。
中には、フラットな心理が揺さぶられることもある。
嶹䑓ギャラリーでは、不意を突かれた作品群。
普段なら進んで見ないであろう。
しかし、安穏とした日常を覚醒させられる。
だから、この写真祭を毎年見ようと思う。
お墓参りの帰りに、京都文化博物館へ向かう。
「池 大雅ー文人たちの交流」展。
池 大雅は何度か見ているが、その都度、発見がある。
黄檗山の中国僧から神童と言われた程、幼い頃から秀でていた書。
何事も極めると自由になるのか。
伸びやかな筆使いに、こちらまで解放されるようだ。
京都の街中で生まれたが、草庵を開き多くの文人たちと交流した。
妻も書画に親しみ、二人で作品を売って生活していたとか。
金銭に頓着せずに、仲睦まじく。
なんだか、羨ましい生き方。
お昼は、七条の鴨川沿いにある「キンカーオ」へ。
タイ、ラオス料理のお店だ。
長らく、エスニック料理から遠のいていたなーと思う。
2人で、タイラーメンセットと、東北タイランチ。
タイとラオスのビール。
すっかり忘れていたこの味。
美味しいー。
先日、京都国立博物館に行った。
展覧会は何ヶ月ぶりだろう。
「聖地をたずねてー西国三十三所の信仰と至宝」展。
博物館に行く道すがら、いつもならいるであろう観光客の姿はない。
同じくバスでも。
しかし会場に入ると、結構な人々で賑わっていた。
皆、この時を待っていたんだろうなー。
西国三十三所のお宝が一堂に公開される機会はそうない。
ましてや、門外不出の秘仏。
国宝、重文の数々。
寺町丸太町を下がった所にあるお寺(行願寺)が、第19番札所だとは!
ずっと知らずに前を通っていた。
舞鶴の松尾寺には、国宝や重文があり、仏舞でも有名。
天橋立を望む景勝地にある成相寺は、美人観音で知られている。
などなど、他の地域の札所でも、知らなかったことが続々と出てくる。
やはり、展覧会に行くと、目から鱗。
さて、夜。
神戸駅にほど近い「海月食堂」へ。
こちらは中華だが、イタリアンやエスニックも混じり、個性的なお料理を出す。
前菜盛り合わせは、その日の料理を少しずつ味わえるので楽しい。
ミント風味のポテサラ、くらげと野菜のピクルス、枝豆のアヒージョ、蒸し鶏の棒棒鶏ソースなどなど….。
他に鯛と大葉の春巻、黒米のシューマイ。
汁なし棒棒鶏麺(こちらの名物らしく、黒い胡麻だれのねっとりとしたコクと辛味がたまらない)
中華とエスニックの融合。
地場の魚介類をふんだんに使うところが、神戸らしいと思う。
鯛の春巻って、なかなかないもの。
その時々によって、お魚も変わるだろうし、又、来たいな。