毎日、目が覚めると何かがおきている。
それは、九州を襲った豪雨被害。
正に、5月に訪ねた場所、車で通った所。
あそこがあんなことになろうとは。
政治のゴタゴタは、一向に収まる気配はなく、混迷は深まるばかりだ。
社説やその他報道で、私の怒りを代弁してくれてはいる。
誰かさんが国税庁長官になった時には、川柳にそれを揶揄する句が並び、少しスッとした。
あれよあれよという間に、勝手放題の輩達が日本を、世界を、地球を転がしている。
諦めの気持ちは持ちたくないが、呆れることが多すぎる。
毎日、目が覚めると何かがおきている。
それは、九州を襲った豪雨被害。
正に、5月に訪ねた場所、車で通った所。
あそこがあんなことになろうとは。
政治のゴタゴタは、一向に収まる気配はなく、混迷は深まるばかりだ。
社説やその他報道で、私の怒りを代弁してくれてはいる。
誰かさんが国税庁長官になった時には、川柳にそれを揶揄する句が並び、少しスッとした。
あれよあれよという間に、勝手放題の輩達が日本を、世界を、地球を転がしている。
諦めの気持ちは持ちたくないが、呆れることが多すぎる。
秦 恒平の「京のわる口」を読んだ。
京都人同士がふだん頻繁に使っている(わる口)ー辛口の(批評語)について考察した本である。
しょうもない、もっさり、けったいな、ややこし、しんきくさい、じじむさい、などなど。
長く東京に暮らす筆者は、京生まれ京育ち。
京言葉の特徴は「批評」で、それに深く関わっているのが「位取り」だと。
天皇制の社会は「位」がものをいう。
紫式部や清少納言が生きた貴族社会では「位」が全てで、それは現在にも通じる。
京都では人に負けてはならず「位取り」をよく考えろと訓練されてきた。
一見優しい言葉の中にある辛辣さが、ヨソさまにはなかなか理解されない。
上手に人をそしる術がないと、やっていけない。
京都好きと公言する酒井順子さんは、あとがきに書く。
京都人は自分の中に溜まった批評を批評と気づかれないように外に出す技術を持っている。
又、批評を口に出したら、相手の返球を待つ心構えがある。
「怒りをぶちまけ、事実そのままを言っているだけ」という正義派ぶった言い訳は、見事に粉砕されるとー、
京言葉のわる口の意味を、もってまわらずストレートに解説する姿勢は、極めて京都人らしくない。
それは、「京言葉にへこたれ、東京に遁走した」筆者だからこそできた。
この本は大胆かつ画期的な試みなのだともー。
その通り。
京言葉を解説した本は多い。
しかし、これ程、腑に落ちる感情を何度も味わったものは、なかなかない。
サラ ベルナールのポスターで知られ、アールヌーボーを代表するミュシャ。
今回の目玉は、超大作(スラブ叙事詩)
大画面全20作まとめて来日するのは世界初。
16年の歳月を費やしたスラブ民族の歴史絵巻。
儚く美しいイメージが強いミュシャへの認識が、ガラリと変わる。
先日の東京で見た展覧会は3つ。
まずブリューゲル「バベルの塔」展。
思いの他小さいが、本物なんだという感慨がある。
私が楽しみにしていたのは、ヒエロニムス.ボスの作品。
世界に25点しかない内の2点が初来日したのだ。
ブリューゲルの代表的版画も、元々はボスのモチーフ(大きな魚は小さな魚を食う)
である。
そして「シャセリオー展」
フランスロマン主義の異才で、本格的な展覧会は初めて。
フランスでもまとまった作品を見られることは稀とかで、貴重な機会であった。
植民地であったカリブ海に生まれ、エキゾチズム漂う美しさがある。
期待していなかっただけに、収穫が大きかった。
横浜、朝の散歩の後のお楽しみ。
1日目、「謝甜記(シャテンキ)」
中華粥専門店(中華街)で、オープン8時半前からもう並んでいる。
何種類ものお粥に、選べるトッピング(ザーサイが付いてくる)
揚げパンが又美味しくて、お粥に浸して食す。
2日目は、みなとみらい「陳麻婆豆腐」
こちらは11時開店。
お昼時は満席になるので、早く行く。
花山椒の辛さが後を引き、おひつのご飯も進む(お代わり自由)
行き着いたのは、山手西洋館の続くエリアであった。
意図した訳ではないのだが、自然に出くわした。
女学生が登校してくるなと思っていたら、フェリス女学院の建物。
坂を下ると、外人墓地もあった。
王道の横浜観光をすることに。
さて、翌朝。
ここは朝から開いてる飲み屋が何軒かある。
前夜飲んだ「いこい」は、なんと7時から!
9時過ぎに、人気の「まるます家」へ。
開店すぐだというのに、ほとんど満席。
ふーっ、間に合った。
大きなコの字型のカウンターが2つ。
入り口の焼き台では、鰻の串を焼いている。
ここは鯉、ナマズ、ドジョウなどの川魚が名物。
鯉の生刺し、かぶと(鰻の頭の串焼)鰻丼に、ジャンチュウ(ハイリキの1リットル)ーモヒート味ーで、乾杯。
焼き台、注文、カウンター内での采配を受け持つのは、すべて女の人。
淡々とてきぱきと仕事をこなす。
これが赤羽の日常。
なんともいい風景。