以前「パリのすてきなおじさん」を読んだ。
書店で横に並んでいたのが「おじさん酒場」
おじさんつながり?
フリーライター.編集者の山田真由美さんと、ベストセラー「おじさん図鑑」でお馴染みのイラストレーター、なかむらるみさんが誘う佳き酒場とおじさん。
冒頭で言う。
おじさん酒場とは、そこにいるだけで店のおさまりが良くなるおじさんが、単独あるいは連れと共に心から愉しんで酒を呑んでいる。
または、見ていてそう感じずにはいられない、景色のいい居酒屋のこと。
東京を中心に、25軒の酒場を紹介している。
いくつかは行ったことがあるので、その情景がありありと思い浮かぶ。
巻末には、(居酒屋作家)太田和彦さんとの呑兵衞鼎談「酒場の作法あれやこれや」
太田さん曰く、「酒場は入って20分ですべてわかる」
「どこだって入らなきゃはじまらない。
安全パイだけでは自分の肥やしにならない」
「人と同じ。付き合って、振られて、人間として成長する。
酒場に行くことは人間修行」
含蓄のあるお言葉、同感です。
又、100軒の名店案内も付いているので、今度はここに行きたいなと思案するのも楽しい。