ワコールスタディホール京都ギャラリーでは、ユーリー.ビラクの展示。 両親がウクライナ出身のフランス人である。
フルツ村ー今の戦争では出てこない地名だ。 この民族に受け継がれた美しい民族衣装に魅せられ撮影を行なった。
民族衣装の麻の繊維から生成された紙に、古典的写真技術の手法を用いて転写。 紙面に刺繍を埋め込んだ。
この作品に取り組み、曽祖父がフルツの出だということが判明したのだとか。
なんの予備知識もなく会場へ行ったのだが、今の情勢に、作者やその周辺の人々の苦悩を思う。