せっかく清水寺に来たので、「かさぎや」へ。 早い時間だったからか、誰もいない。 「今日は空いてますね。今は観光も狭間ですか?」 「いえいえ。一年中、少ないことはないです。この辺、2時ごろから、うじゃうじゃわいてきますよ。 日本人は来ません。外国人ばかりです」
「うじゃうじゃ!」
その言葉の内に、観光公害で苦しむ京都の様が凝縮されている。
エアスポットの様に空いた時間が、貴重なものに思われた。