モダンな家

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日本の家展

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東京で見た展覧会は、東京国立近代美術館で。
「日本の家ー1945年以降の建築と暮らし」
建築好きにとっては、うれしい企画。
建築の展覧会はあまりなく、あっても大学や建築関連機関内でのものが多い。

今回は特にテーマづけが文学的というか、理論先行ではなくイメージを想起させるような展示だと思う。
多くの模型、実物大型(一部)は中にも入れる。
とにかく、楽しい。

展覧会は、予想を越えた人気なのだそうだ。

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品川宿から船泊り

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江戸の面影を追って品川宿へ。
屋形船が並ぶ船泊りにバックにはビル群。

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品川神社の富士塚

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神社には都内最大級の富士塚がある。
富士信仰に基づく人造の塚で、富士山の溶岩で固めた参道が面白い。
頂上からの眺めで江戸を偲ぶ。

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御殿山を越え品川神社へ

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翌朝、高輪から御殿山へと行く。
桜の名所として知られたお屋敷町。
途中、原美術館があった。
以前から来たいと思っていたが、次の機会に。
程なく品川神社に出る。

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品川で古酒

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夕方に相棒と合流し、築地でお寿司。
その後は品川に戻り、駅前にある古酒の専門店へ。
日本酒を寝かせて熟成するという、ちょっと通な世界である。
おつまみもひとひねりしてあり、マスターのこだわりが分かる。
これぞ、大人のお店。

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高輪から白金

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さて友人と合流し、高輪から白金へ。
目黒、五反田、白金エリアは入り組んでいる。
至る所にアップダウンがあり、歩く度に違う風景に出くわす。

緑が気持ち良く、落ち着いた通りだと思ったら、聖心女子学院高が。
建築雑誌に出てくるようなモダンな家やお屋敷が連なるエリア。
白金らしい高級住宅街とは、こういう所なんですね。

そうかと思えば、下町みたいな懐かしい町並。
古い家をリノベーションした若いお店と昔ながらの商店が混在している。

東京の坂巡りに目覚めてから、このような高低差のある場所が楽くて仕方ない。

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庭園

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東京坂巡り

週末から東京に行って来た。
今回は高輪に宿泊。
広大な日本庭園の中に同系列のホテルが点在している。

品川からすぐというのに、ここは別世界。
庭を散歩しているだけで癒される。

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あの頃

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武田百合子の「あの頃」を読んだ。
娘の花さん編による単行本未収録のエッセイ集である。

読み終わってしまうのが寂しくて、大事に大事にページを繰る。
今、生きておられたら92歳だというのに、どうしてこんなに感覚が重なるのか。
同年代の女友達といるような気持ちになるのだ。

花さんによれば、これまで単行本未収録の随筆出版の話は何度もあった。
しかし、生前の百合子さんは推敲を重ねるのを常としていた為、出版をためらっていたという。

出版社の担当者は「しばらく誰とも話をしたくなくなるような、いいエッセイでした」と花さんに伝えたという。
うん。その気持ち、よくわかる。

人がそれぞれに持つ寂しさを抱きながら、自身の美学の中で生きていく。
諸行無常の響きありーという言葉が何度も浮かんだ。

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