国宝 一遍聖絵と時宗の名宝

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先日、京都国立博物館で「国宝 一遍聖絵と時宗(じしゅう)の名宝」を見た。
踊り念仏で知られる時宗は、宗祖一遍が鎌倉時代に開いた宗派である。

全国を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」12巻全巻の公開は貴重である。
又、新発見の秘仏も特別に出品されている。

すべてを捨てて、みな踊れ!
と、各地を行脚した一遍さん。
そこには当然大変なこともあるのだろうが、なんだか楽しげ。
日頃の憂さを忘れて、一時トランス状態になれたのではないか。

以前、壬生寺で見た「壬生六斎念仏」
これは、踊り念仏の流れを継承するという。
踊り念仏が優雅に洗練されている印象だったが、人々の願いや祈りの情景が想像できたことを思い出した。

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