プラド美術館展

IMG_1257.JPG IMG_1258.JPG

今回、東京で見た展覧会の一つは「プラド美術館展ーベラスケスと絵画の栄光」である。

7点のベラスケスの作品が一挙来日。
17世紀を中心としたプラド美術館のコレクションだ。

名だたる巨匠達の作品が並ぶが、私が面白いと思ったのは
ボディゴン(厨房画)と言われるもの。

スペイン発祥のピカレスク(悪漢小説ー社会風刺が信条)
のように、庶民感覚が芸術的価値が低いと見なされた。
その為、スペイン本国にはほとんど残っておらず、国外へ流失したという(特にイギリス)

今回出展されていた食材をぶら下げた商人の絵。
庶民達が売り買いするスペインの市場の活気、現在にまで続く豊かな食を想像した。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク