岡上淑子さんのこと

IMG_1177.JPG

1928年、高知市で生まれた岡上さんは、「幻のコラージュ作家」として、近年注目されている。

文化学院デザイン学科での授業でコラージュに出会い、1950年から7年間におよそ150点のコラージュ作品を制作。
幻想的で美しく不穏な作品は注目されたが、結婚を機に美術界からは姿を消していた。

2000年、72歳で開催された個展によって再評価され、様々な美術館が作品を収蔵するに至っている。

幼少期に東京に転居し、お嬢様学校で学び、フランス映画や演劇に親しんだ。
ファッションデザインの道にも憧れがあった。
そんなバックボーンが、物語を想像させる作品世界を形作っているのだろう。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク