先日の新聞「折々のことば」
は「パリのすてきなおじさん」からのことば。
ちょうど私も読んでいたところだったから、嬉しく思った。
このおじさんの話を聞いたらおもしろそうという勘が、経験を積む程に磨かれ「選おじさん眼」を持つに至ったという金井真紀さん。
パリ在住40年のジャーナリスト広岡祐児氏。
この2人がパリの街を歩きまわり、おじさんを探した本。
肌の色も、宗教も、職業も色々。
ルーツも、カリブ海、アフリカ、スリランカ、アラブ、アジア….。
それがパリ。
広岡氏は書く。
「そうだよ、パリってこうだよ!」と叫びたくなった。
だが、これは、パリの旅日記ではない。
パリはあくまでも手段に過ぎない。
この旅は、人間というもの、生きるということの断片を集める旅だった。