来福亭からしばらく歩くと、又、洋食屋さん。
今度は明治45年創業の「小春軒」
何だか、小説に出てくる名前みたい。
壁に明治の飲食店の番付表が張ってある。
この街、面白い。
お銚子を頼んだら、つきだしの牡蠣が出てきた。
牡蠣をお酒で煮て油でコーティングしたもの(詳しい調理法はわからない)
糸唐辛子がのっている。
なんて大人で粋な!
一番人気のオムライスとミンチカツのセット。
流行りのフワフワ卵にコッテリなデミグラスソースではない。
薄く焼いた卵にサラッとウスターソース。
普段あまりオムライスは食べないが、あっさりした味が美味しくて止まらない。
牡蠣フライにもうなる。
お座敷洋食の名のごとく、全てが上品(器も)
メニューにあるもの、色々食べたい。
お昼に来たい。
次に気になったのは「来福亭」という洋食屋さん。表に創業明治37年と書いてある。
どんなお店だろう。
四脚掛けと二脚のテーブル席が二つ。
こじんまりとした店内は、階段などの造作が凝っている。
二階にお座敷があるらしく、お座敷洋食とうたっている。
時代を感じるなー。
さて夜になり、甘酒横丁をぶらり。
直感で飲み屋さんを覗く。
やはり人気店であったのか、満席だった。
色々なお店があるが、外からはうかがい知れない。
とにかく入ってみるのが、旅の醍醐味。
ちょうど二人出てきた所へ。
私達が入ると満席で、サラリーマン達がずらりと並ぶ様は壮観。
平日ですものね。
さて、東京の肴は。
きぬかつぎ。
穴子の白焼きとねぎま。
江戸らしいものを。
水天宮通の(からくり櫓)の下、提灯が続くのは、年末イベント「歳末装飾」だそうだ。
又、お正月飾りなどの露店も並ぶ「歳の市」
賑やかな年末年始が想像できる。
角の和菓子屋さん。
甘酒横丁発祥の地「尾張屋」跡。
そして高山彦九郎の原型の人形が。
三条京阪の彦九郎さんの像と、どういう関係が?
昨日から東京に来ている。
水天宮近くのホテルに宿泊。
お宮は、真新しく立派な造りである。
散歩していたら、裏道に寒天屋さんがあり、大きなお釜が見えた。
この辺りは甘いもの屋さんが多いから、古くからあるんだろうな。
ローマ最後の夜、オプションでカンツォーネディナーへ。
ツアー参加者でレストランに向かう道、大胆なデザインのベスパ発見。
食事の後、数人でライトアップされたコロッセオを見に行こう!ということになった。
ホテルでタクシーを呼んでもらう。
闇に浮かんだコロッセオ。
この時を忘れまい。
最後の最後まで、楽しんだイタリア。
今度、いつ来ることができるだろう。
お楽しみのショップ巡りの後は、ローマ最古のカフェ「カフェ.グレコ」で一休み。
1760年創業で、名だたる芸術家達が通ったという。
カサノヴァ、ゲーテ、リストなどなど。
これからも、ずっと変わらないでいてほしいなと思わずにはいられない。