先日、御影にある香雪美術館で、「篠田桃紅展ーとどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」を観てきた。
以前から凛とした生き方に憧れていた方。
今回、やっと念願だった作品に接することができた。
106歳を迎えても、明晰な言動と制作を続けておられることが驚異である。
どうしたら、こんな風に歳を重ねることができるのか。
どんな時も、寄りかからない姿勢を貫いておられることも、その一因かと思う。
古典的な書から、コンテンポラリーな抽象表現。
極限まで削ぎ落とした新しい色と形。
スパッとした、ご自身の生き方を連想させる。
香雪美術館も始めて来たが、落ち着いた空気が心地良かった。