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3月 2014 の話題履歴

ターナー展へ

先日、久しぶりに神戸市立博物館に行き「ターナー展」を見た。
今、母を自宅介護中なので、自由な時間は一週間に二日の5時間だけ。
他の用事もあり、時間延長をお願いできた日に。

ターナーを、これだけまとめて見る機会はなかった。
絵のタッチや色彩、やはり格別。
平日だったが、多くの人々。
もっとゆっくりしたかったが、時間は限られている。

しばらくぶりの神戸は、所々様変わりしていた。
ショップの淘汰で、今の流れが分かる。

神戸に来たら、バン屋さん。
元町駅近くの「イスズベーカリー」へ。
個性的なバンがずらり。
お気に入りは、フランスバンにあんこ、その上にバター。
あー美味しい!

2014年3月31日月曜日 | chako |


日本ファッション:不連続の連続

先週、国立近代美術館で開催中の「日本ファッション:不連続の連続」を見た。
2010年にロンドンから世界5都市を巡回した「FUTURE BEAUTY」展をもとに再構成したもの。

20世紀後半から、日本人デザイナー達が世界で活躍。
高田賢三、三宅一生、川久保玲、山本耀司らの世代から現代の若い世代までのファッションを読み解く。

テーマとする「不連続の連続」とは、和装から洋装への転換で途切れた伝統技術が、現代ファッションに受け継がれていることを表す。

これらのファッションは、まさにリアルタイムで見聞きし、近くにあった。

好きだったのは、ジュンヤ ワタナベ コムデ ギャルソン の包型ドレス。
アート作品として見ていいなと思うのは、アンダーカバーの赤い花弁のようなひらひらのドレス。
リトンアフターワーズのメタリックな廃材や不要品でできたドレス。
(服飾専門学校や美術学校の卒業制作で出た貝殻やバール、CD、古紙などで、布は使われていない)
よくある手法だと思うが、これは造形としてきれい。

2014年3月30日日曜日 | chako |


記憶の街2

堀川団地でのインスタレーションは、23日に終了した。
先日行った時に、もっと詳しく報告したかったが。
事前の情報なしに、それぞれが感じることを大事にしたいというコンセプトから、ブログなどにはアップを控えて下さいとのお願いがあった。

そうですよね。
今の時代、なんでもかんでも情報が常に溢れる状況。
その時その場で感じる大切さが失われている。

まず、この企画に携わったアーティストさんが団地の部屋へと案内。
3階に上がると部屋の前にコンクリートのテラス。
この空間の広さは、外からは想像できない。

堀川団地は、戦後初めての店舗付き集合住宅として、60年以上の歴史を持つ。
12人のアーティストが昨年10月から団地に滞在し住民の人々と交流。
幾重にも重なるこの団地の物語を紡ぎ出すというプロジェクト。

玄関にはガラス絵、台所に配膳窓かあったり。
当時としてはモダンな造りが憧れの場所だったようだ。
私が行った時、たまたま住民の女性と一緒で、この住まいが自由で暮らしやすいと聞いた。

又、タイからアーティストを招聘して講師としたワークショップを行い制作したグループ展を空き店舗で開催。
現代アートで、見慣れた団地や商店街の風景や空気が変わる。

京都の、ある一地域を舞台としたアートプロジェクトは、彼らに何を残したのだろう。
「場や記憶」は私の興味とするところ。
又、アーティスト達とアドバイザーのトークも行なわれ、若者らしい真面目さに好感を持った。

2014年3月27日木曜日 | chako |


記憶の街

「CIM CITY IN MEMORY 記憶の街」というアートプロジェクトに行ってきた。
会場となる堀川団地に「記憶の部屋」と「記憶の倉庫」という部屋を創り出す。
ここに、住民から集めた思い出の品を集めたインスタレーション。

以前から興味があったこちらの団地の内部に入れる。
これはチャンスと、わくわく。

2014年3月 9日日曜日 | chako |


ものを創る

白洲正子の『ものを創る』を読んだ。
彼女と交流のあった「ものを創る人達」
昭和20年から40年代にかけての訪問記である。

浜田庄司・梅原龍三郎・青山二郎・黒田辰秋など。
彼女らしいズバズバと率直な言葉に、胸がすく。

北大路魯山人についてなどは、「黙って物を作っていれば、もっと受けるのに」
「他人と折り合えない不幸な人間」
これを他の人が言えば、大変なことになる。

事実、魯山人宅でお酒を飲んでいる時、突然仁王立ちになり「もう帰れ」と怒鳴り出した。
「いやよ。面白いから、まだいさして頂くわ」と返すと「変な女だ」と素直になり、
その夜は飲み明かしたという。
それができるのは、白洲さんだからこそ。

又、民芸運動の誕生から終わりまでを、問題点も踏まえ辛辣に述べている。
柳宗悦に対しても、楽天性と(農民に愛情を持つかたわら近代人の悩みに対しては平気でいられる)偏狭な貴族趣味が見られるという。

強い信念と誠実な意図の為に始まった民芸運動も目的を果たし、必然的に下降の道へ。
そして、安易な夢をむさぼりはじめたのだと書く。
その通り。さすがだなと、読むほどに思う。

2014年3月 5日水曜日 | chako |