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1月 2014 の話題履歴

ヤマザキ マリ の男性論

『テルマエ ロマエ』で一躍脚光を浴びた漫画家、ヤマザキ マリの『男性論』を読んだ。
これは、彼女が魅力を感じる男達について語り尽くし、それを編集者が文章にしたもの。

古代ローマ・ルネサンス時代からマストロヤンニまで、イタリアの男達。
アメリカにルネサンスを巻き起こした(彼女いわく)ステーブ・ジョブス。
花岡安治や水木しげる、「ガロ」系漫画家達に、阿部公房。

なんだか脈絡がないようだが、個性的でエネルギッシュ、我が道を行く男達に魅力を感じるようだ。

14歳でヨーロッパを一人旅。
その時出会った御老人の縁で17歳でフィレンツェに留学。
今のパートナーは、その孫。

イタリアに留学してから10年間愛憎劇を繰り返した男とは、子を宿した時に別れた。
一人で出産、子育て、仕事。

波瀾万丈、大変だっただろうが、お涙ちょうだいとはならない。
物事を笑って捉えようとしてしまう。

そんな意味で、水木しげる氏に感動するのだという。
壮絶な戦争体験をされているが、どこか飄々とし、自己陶酔やヒーロー願望は皆無。
苦労を苦労とも思わないところ、ひとに見せない姿がかっこいいと。

そうですよね。同感。
常に客観的でありたい。

そして、ラファエロが大好きというところにも、共感を覚える。
彼の謙虚さ、ひけらかさない、誇張しない、そして優しい。
美青年でもあり、とてもモテたらしい。

なんでもイタリアや外国がいいとは彼女も言わないが、やはり自分の物差しを持ちにくい日本の現状があると。

うなづけることが多々ある。

2014年1月30日木曜日 | chako |


物語のあるものたち 2

物語のあるものたちを、又見つけた。
インド綿のナプキン。
柔らかいガーゼのような透けた生地に少しシャリ感。
優しい手触りが、気持ちいい。

フランス製のプラスチックの櫛。
グリーンを買ったが、黄緑や濃い緑などがあり、日本にはない色。
イタリアのキャンドル。
缶のデザインが絵になるし、オレンジ・レモン・タイムのミックスというのも珍しい。
置いておくだけで楽しく、自然な香り。

高松の鉄工所が作った鉄のブローチは、なんと実在の灯台。
写真と詳しいデータがついていて、その場所に行きたくなる。
たとえば、男木島灯台。
高松沖の、日本で2基の無塗装の灯台のひとつーなんて。
思わず、にわか灯台マニアになりそう。

いいアイデアですね。
町おこしの一つなのかな。
いろいろなイマジネーションを与えてくれる、こんなものたちが好きだ。

2014年1月27日月曜日 | chako |


ユーミンの罪

続けて読んだのが、酒井順子の「ユーミンの罪」
彼女初の新書である。

1973年の「ひこうき雲」から1991年の「DAWN PURPLE」までのアルバムを順に(熟聴)
ユーミンが社会に与えた影響を検証する。

「ユーミンの歌とは女の業の肯定である」
「もっともっと」の渇望も、そして嫉妬や怨恨、復讐に嘘といった黒い感情をも、肯定してくれた。
それも、「感情の黒さだって、時にはシックよね」と思えるように加工してくれたので、私達は女の業を解放することに罪悪感を持たすに済んだ。

女が内包するドロドロしたものを全て肯定し、ドロドロをキラキラに変換してくれた。
ユーミンが描く世界は、鼻先につるされた人参のようだったのであり。
人参を追って「ずっとこのまま、走り続けていられるに違いない」と私達に思わせたことが、ユーミンの犯した最も大きな罪なのではないか。

ユーミンに対しては「いい夢を見させてもらった」という気持ちと、「あんな夢さえ見なければという気持ちとが入り交る感覚を抱く人が多いのではないでしょうか。


そうですよね。ユーミン自身は、あらゆる女性に「それでいいよ」とエールを送りながらも、結構、手堅い幸せを手に入れてますものね。
優しくていいパートナーと共に、経済的・精神的に満たされてるようにみえる。
そこが、一般人には、そう易々とは出来ないように思える。

2014年1月26日日曜日 | chako |


ちょっと辛口エッセイ

積んでいた、辛酸なめ子の「無銭ひとり散歩ーお金をかけずに東京珍スポット見物」
年明けの、おやすみ前のお楽しみ。
寝床の中で、何度かお腹を抱えて笑った。

東京の、無料ないしはコストパフォーマンスの高いスポットを取材したもの。
タウン・グルメ・イベント・ショッピング編。
それぞれ、初級・中級・上級に分かれている。

無料では、セレブな港区の公園・路上の表現者が多い代々木公園・野生の本能が触発される豆まき・お花見ー谷中の墓場が穴場なんだそう。
ハロウィンの日の山手線・ワールドカップ期間中の渋谷駅前…。

サラッとリポートしているが、そこは彼女らしい斜めから見たシニカルな視点である。

たとえば「世田谷ボロ市」
江戸時代からの歴史があり、値段も強気な壷や仏像、彫刻、勲章など、いわくオーラを放つ品が多いとか。
代官屋敷では、歴史展示もあり、文学者のボロ市に関す句や随筆なども。

又(代官餅)なる名物まであるそう。


もったいぶった垂れ幕や、この行列ぶりに、どんなにおいしい食べ物か期待して並び、1時間後やっと手に入れた餅は、なんの変哲もない、ただの餅でした。
ただの餅をありがたがる行為こそ最高にスノッブなのかもしれません。


「この家は日当たりが悪いから安いんじゃない?」と家を勝手に批評している声が聞こえてきました。
世田谷区民は、相対的価値観で誰かと比べることで幸せを実感する傾向に…?。

彼女、乙女座のA型なんですね。
私と同じ!
たから、感覚が合うのかも。

2014年1月23日木曜日 | chako |


山口 薫 展

先日の何必館「山口 薫 展」
彼は1907年に生まれ、フランス留学の後、いくつかの協会の創設に関わるなど、常に新しい洋画を追求してきた。

しーんとした空気。
それが、展示室を包んでいる。
具象のような形態を取りながら、どこか謎めいた寓話性。
ぼんやりとした輪郭が浮かび上がる画面は、抽象でもない。

自身の病を知ることとなり、死を意識した散文もある。
生きることも死ぬことも哀しい。
それぞれに許された時間を慈しむことしかないーそんなことを感じさせる作品たち であった。

2014年1月12日日曜日 | chako |


祇園へ

お正月に神社に行ったのだが、お参りするのに長い列。
境内の後ろの方で手を合わせておいた。

今日は祇園方面に行くので、八坂神社にお参りしよう。
家内安全の御神符(おふだ)を。
毎年母に頼まれて貰いに行っているので、今年も。

久しぶりの八坂さん。空いているし、お天気もポカポカと気持ちいい。
献花が設えてあったが、いいなー。好きなタイプの生け花。
そして、御神符。
いつもは上賀茂神社で貰うのだが、こちらのは立派。

何必館に行き、山口 薫 展を見る(出て来たのは、これが目的)
こちらの感想は又後で。
すぐ横の路地の甘泉堂でおしるこを買う。

そして、これも気になっていた「石」に。
しばらく工事をしていて閉まっていた。
どうなっているか、少し心配。
レトロモダンな建築がガラッと変わっていたらどうしよう。
まず、あのエレベーターが塗り直しされ、デザインが変わっている。
内部は、さほどの変化はない(ホッと)が、厨房とトイレが新しい。
あー残念!あの、独特のポップなトイレが!
これも、時代の流れで仕方ない。

抹茶ブリンと珈琲のセット。
美味しい。(お水も!)

2014年1月 7日火曜日 | chako |


牛若丸の伝説の地

家の近くに牛若という地名がある。
牛若丸が産湯を使ったという伝説から名が付いたという。
バスで、いつも通っているのだが、その場所に行ったことがなかった。

お正月の参拝(今宮神社)ついでに立ち寄った。
今は畑の一角に立て看板と説明書。
中に井戸と石碑があるらしいが、私有地でフェンスに囲まれて見えない。

面白いのは、こんもりと繁った紫の軸の竹。
これが、この辺りの地名ー紫竹(しちく)の由来だそうだ。


2014年1月 4日土曜日 | chako |