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10月 2012 の話題履歴

高麗美術館から

昨日の散歩の第一の目的は、高麗美術館に行くこと。
友人からお誘いをいだだき、ご一緒した。
ここは家のすぐ近くで、かえって行く機会がなく、宿題を果たした気分。

今回は「朝鮮王朝の意匠と装身具」をテーマにしている。
韓国 ・徳成女子大学博物館から衣装・調度品・生活用具に、所蔵品の絵画・陶磁器を合わせた展示である。

1988年開館した本館は、高麗、・朝鮮時代を中心とした所蔵品を有する。
周りの環境・建築・庭、そして数々の品。
それらが相まって、一つの世界を構築している。
ここでも「場の力」を感じる。

もちろん、展示品はどれも貴重なものばかり。
私が好きだったのは、テラスにゴロゴロと置かれた大きな壺や生活用品。
無造作な感じが、おおらかな印象。

それと、入口横のちょっとした庭。
石仏があちらこちらに配してあり、楽しい空間。
小さな石仏は、表情がユーモラスで和む。

2012年10月26日金曜日 | chako |


エイト珈琲

寺町二条下ルにある「エイト珈琲」
観光客や街の人々が行き交う寺町通に面しているにも関わらず、静か。
落ち着くなー。

今日は友人と大人の遠足。
北山を出発点に、河原町今出川から丸太町。
寺町通に出て、下がる。

歩き疲れて珈琲が飲みたいと寄った所がことごとく閉まっていたりして、ここにたどり着いた。
ちょうど、前から入りたいと思っていた。

ご主人と奥様(?)おっとりされていて優しい。
出来て50年あまりというお店、寺町を見つめて生きてきたのよね。
「今日は、本当にいい日和ですね。歩いているだけで幸せを感じますね」と
奥さま。
そうですねと応えながら、地獄の夏が過ぎた喜びをかみしめるのであった。

2012年10月25日木曜日 | chako |


結論は

「暇と退屈の倫理学」を読み終えた。
果して結論は。

國分がこの本で取り上げた問題は何よりも自分自身が抱いていた悩みだったという。
退屈の苦しさをずっと感じていたが、それを考察することは長年できなかった。
しかし、博士過程に入る頃に、この悩みを考察の対象にできるようになった。
「ある程度勉強したからだと思う。
勉強というのはなんとすばらしいものであろうか」

こんなに素直に勉強がすばらしいと言う人って珍しい。
だって彼は東大だし、一歩間違えれば、嫌みになる。
そう、勉強は自分の知らない世界を開き、悩みの答えも導いてくれる。

「世界には思考を強いる物や出来事があふれている。
楽しむことを学び、思考の強制を体験することで、人はそれを受け取ることができる」

これが結論だという。

「退屈と向き合うよう生を行きていけるようになった人間は、おそらく、自分ではなく、他人が関わる事柄を思考することもできるようになる」


ウイリアム モリスは19世紀イギリスの大量生産品のあふれる社会に我慢ならなかった。
「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾らねばならない」

消費ではなく贅沢を。
真の楽しみは、他者から得られるものではなく、自分で創造すること。
かな?

2012年10月23日火曜日 | chako |


興奮!

國分さんの本を、さっそく買って読み始めた。

カフェで流れるジャズピアノの調べに、文章がスーッと頭に入ってくる。
この快感。
一つ一つに、心でうなづく。
この興奮は、内田さん以来。

その内田さん曰く、大事なのは(文体)
自分にとって、文体がフィットするかどうがが重要だと。

私もそう思う。
いくら内容が良くても、文体で読む気が失せる時がある。
そういう意味で、國分さんの文は、最初から入ってくる。

これは、博士論文を元としていて、当初はもっと固い文章だったという。
編集者の意向で、柔らかくわかりやすく書き直した。

暇と退屈を掘り下げ徹底的に考察した本書は、この人の名を知らしめた。
それに、若きイケメンというのも人気の一つらしい。

2012年10月21日日曜日 | chako |


海鮮サンラータンメン

四条大宮の裏道にある「らーめん大将」は、街の中華料理屋さん。
海鮮サンラータンメンを食べてみる。
夏限定だそうで、(もう秋だが)トマトとラー油の酸味と辛味が美味しい。
土曜日、この界隈を散策することになった。
ゆっくり歩くと、いろんなものが見えてくる。

行きがかりじょう、壬生寺から西院へと町を巡る。

脇道に入ると、なんとも昔の面影を残す商店街に出た。
川魚を扱うお店で立ち止まると、話をしていただけた。
このお店は大正時代から続いているそうで、この辺りは屋台から始まったお店が多いのだとか。
そう言われると、闇市みたいな雰囲気が。

アーケードのテントは破れてボロボロ。
でも、なんともいえない味のあるお店が続く。
へえー、こんな所が残っているのねー。
その日、神戸の写真クラブのグループが来ていたのだそうで、私達もそうかと聞かれた。
(カメラをぶら下げていたので)

ちょうど「春日神社」のお祭り、導かれるままに神社の方へ。
屋台がずらっと並び(四条から三条まで)へえー!
これも又、懐かしい射的や亀釣り・蟹釣り・ゲートボール。
今時、こんなにレトロ感を残す屋台も珍しい。

西院に出ると、またもや昭和な喫茶店や飲み屋街が現れた。
タイムスリップしたような一日であった。
カメラを構えるので精一杯で、携帯で写す暇がなかった。
画像がないのが残念。

又、今度ゆっくりと訪ねたい。
あの喫茶店や飲み屋にも入りたいし。

2012年10月15日月曜日 | chako |


新しいお店

金曜日、河原町丸太町でバスを降りたら、なんだろう賑わっている。
「今日、オープンしました!」と白い割烹着を着た若い女性達が、にこやかに呼び込んでいる。
「あら、何のお店?」
「雑貨屋です。オレンジジュースがマッコリ、どちらがいいですか?」
そりゃ、マッコリでしょ。

優しい味で美味しい!
飲みながら、店内へ。
どうやら、韓国やその他の雑貨のセレクトショップのようだ。
全体にアンティークテイスト?
一角に古本コーナー、食べ物なども並んでいる。
ゆるーい空気の流れる何かノスタルジックな感じ。
シンプルで形の良いガラスや器、籠、綺麗な色のファブリック。
テクスチャーが気持ちよさそうなものが並んでいる。

いいな。彼女たち。生き生きとして。
これから、未来に向かっていくのよね。

そうそう。ここは昔ながらの洋服屋さんだった。
いつの間にか閉まっていて、工事をしていた。
こんなお店ができるとは。

2012年10月14日日曜日 | chako |


英国19世紀末に咲いた華

バーン ・ジョーンズは、イギリス唯美主義の画家である。
ギリシャ神話や中世文学を主題とし、幻想的世界を描き出す。

童話「眠り姫」などの作品、(モリス商会)のテキスタイルなど美しい作品が並ぶ。
中でも、チョーサー著作集やウイリアム・モリス「世界の果ての物語}
バーンズが挿絵を担当し、世界最美の本に数えられている。
本物を見ることができて、感激!

ジョン・ ラスキンを始めとする19世紀末のイギリスで活躍した芸術家たち。
この辺を読みたいと思っていたところ。
國分さんの本にモリスのことが出てきていたので。
こういうつながりにワクワクする。



2012年10月 8日月曜日 | chako |


京都から脱出

連休の京都は、いつもうんざり。
観光客で溢れかえり、バスも満員で道も渋滞。
逃げ出そう。

先日、時間切れだった「バーン ・ジョーンズ展」を見に来た。
まず、美術館のカフェでランチ。
オープンテラスは、時折吹く海風が心地いい。
聞こえるのは汽船の音だろうか。

あー来て良かった!

2012年10月 7日日曜日 | chako |


巨大蛙!

兵庫県立美術館に来ている。
屋根に巨大な蛙が!

「美(み)かえる」といい、2011年の神戸ビエンナーレの際に設置されたそう。
作者は、フロンテイン・ホフマン(独)

以前来た時には、気がつかなかった。
(この館には歩道橋と下の道の二通りの行き方がある。先日は下から行った)
どちらにしても、一年あまり、ここには来ていなかったことになる。


2012年10月 7日日曜日 | chako |


田村宗立とは

由一の展覧会に合わせて、(京の由一)と言われる田村宗立の作品展が行われている。
コレクションギャラリー小企画として。
この人のこと、初めて知った。
由一より18歳ほど下で、京都で同じような活動をした人らしい。
中学で英語を修めた後病院に勤め、そこでドイツ人教師に油絵を習った。
由一が入門していたワーグマンを横浜に訪ね、彼らとも交流したという。

「洋童図」が目に飛び込んできた。
妖しい!
現代のイラストのようにも思える。
由一とはまったく違う。

2012年10月 4日木曜日 | chako |


由一の鮭

高橋由一の展覧会に行った。
教科書に載っている由一の鮭。
「日本一有名な鮭」という。
鮭の絵、これが本物!
ちょっと感激。

日本近代洋画の父と言われる彼は、江戸に生まれたお侍さん。
洋画を見て衝撃を受けたが習うすべがなく、在住外国人に頼み込んだ。
留学経験もなく、ひたすら自身で探求した結果、日本的写実として結実した。
それは(和製油画)と称される。

いかにして、対象の質感に迫れるか。
そして、洋画を日本に普及させるかという使命感を持った人であった。

この探究心、ひたむきさは、武士の血なのであろうか。
鮭に感慨はあったが、一番好きなのは「豆腐」である。

又、東北風景画や石版画帖など、あまり知られていない作品や、影響を受けた浮世絵など、盛り沢山の内容。
見応えたっぷりだ。

2012年10月 4日木曜日 | chako |


退屈しのぎを越えて

今日の朝日新聞の朝刊に國分功一朗さんが大きく載っていた。
「政治を話そうーオピニオン」の欄。
(退屈しのぎを超えて)と題するインタビュー。
やはり、説得力がありますねー。
ますます、ファンになった。

日本は、政治を退屈しのぎにしてきた国だという。
それは、お任せ民主主義の安心感があったからだと。
それが、3・11以降、人々が考えはじめるようになった。

人間は普段、退屈と気晴らしが入り交じった日常を生きている。
時折、そこに何かが不法侵入してくることがある。
そういう時にものを考え始める。
逆説的だが、その状態は動物に似ている。
動物は退屈と気晴らしの日常がないから。

気晴らしの受容を「人間的」
ものを考えはじめることを「動物になること」
そう定義する。

彼の著書「暇と退屈の論理学」で、詳しく述べられているそう。
面白そう!
ぜひ、読みたいと思う。




2012年10月 2日火曜日 | chako |